新幹線を予約しようとすると、「EX早特21」「トクだ値14」など、似た名前の割引商品がいくつも出てきます。
数字は割引率なのか、何日前まで予約できるのか、先着順なのかなど、初めて利用すると分かりにくい部分も少なくありません。
※本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。実際に利用・調査した内容をもとに、子連れ目線で紹介しています。
わが家は、3歳の子どもとの名古屋旅行ではスマートEX、軽井沢旅行ではえきねっとを利用しました。
それぞれの新幹線予約や、車内での過ごし方は次の記事で紹介しています。
この記事では、スマートEXの「EX早特」と、えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値)」について、予約開始・予約期限・割引・変更条件・繁忙期の扱いを比較します。
公式情報確認日:2026年7月24日
商品名、設定区間、価格、設定除外日は変更されることがあります。予約前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
先に結論|利用する新幹線によって確認する割引が違う
EX早特とトクだ値は、同じ新幹線で自由に選べる商品ではありません。
利用する新幹線によって、確認する割引商品が異なります。
| 利用する新幹線 | 確認する割引商品 |
|---|---|
| 東海道・山陽・九州新幹線 | スマートEXの「EX早特」 |
| 東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線 | えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値)」 |
例えば、東京から名古屋・京都・新大阪方面へ行く場合はEX早特、東京から軽井沢・仙台・新潟・長野方面へ行く場合はトクだ値を確認します。
スマートEXとえきねっとでは、予約できる新幹線やチケットレス乗車の対象路線が異なります。詳しくは、スマートEXとえきねっとの違いを比較した記事で解説しています。
どちらも列車・区間・席数が限定されています。通常の指定席に空席があっても、割引商品だけ売り切れていることがあります。
1年前予約・3か月前早期予約は割引ではない
次のサービスは、EX早特やトクだ値とは別の仕組みです。
- スマートEXの1年前予約
- えきねっとの3か月前早期予約
- えきねっとの事前受付
1年前予約や3か月前早期予約は、通常発売より前に座席を確保するためのサービスです。早く予約しただけで、自動的に割引価格になるわけではありません。
また、えきねっとの事前受付は、通常発売前に希望する列車を申し込んでおくサービスです。申し込んだ時点では座席が確保されていません。
「早く座席を確保すること」と「割引商品を購入すること」は、分けて考える必要があります。
スマートEXの1年前予約、えきねっとの3か月前早期予約、事前受付の違いは、繁忙期の新幹線はいつ予約するかを比較した記事で詳しく解説しています。
スマートEXのEX早特は5種類ある
2026年7月時点のスマートEXには、主に5種類の早特商品があります。
| 割引商品 | 予約開始 | 予約期限 | 主な対象 | 販売方法 |
|---|---|---|---|---|
| EX早特1 | 6日前0時 | 前日23時30分 | 東海道新幹線「ひかり・こだま」の普通車自由席 | 発売数限定・先着 |
| EX早特3 | 1か月前10時 | 3日前23時30分 | 主にグリーン車。一部区間は普通車指定席 | 列車・席数限定・先着 |
| EX早特7 | 1か月前10時 | 7日前23時30分 | 普通車指定席。対象列車は区間によって異なる | 列車・席数限定・先着 |
| EX早特21 | 1か月前10時 | 21日前23時30分 | 「のぞみ」などの普通車指定席 | 列車・席数限定・先着 |
| EXファミリー早特7 | 1か月前10時 | 7日前23時30分 | 2人以上で利用する「ひかり・こだま」の普通車指定席 | 列車・席数限定・先着 |
EX早特は抽選ではありません。発売後、対象となる割引席が残っていれば購入できます。
商品名に付いている数字は、割引率や予約開始日ではなく、予約期限を表しています。
例えば、EX早特7は「7日前から予約できる商品」ではなく、「7日前までに予約する商品」です。
EX早特21を東京―名古屋で利用した場合の価格例
2026年3月13日以降の東京から名古屋までの価格例は、次のとおりです。
| 商品 | おとな1人・片道 |
|---|---|
| スマートEXサービス・のぞみ・通常期 | 11,100円 |
| EX早特21 | 10,370円 |
| 差額 | 730円お得 |
大人2人で往復する場合は、通常期のスマートEXサービスと比べて合計2,920円安くなります。
わが家も東京から名古屋へ向かう際にEX早特21を利用しました。実際の予約内容、最前列、ベビーカー、名古屋駅での乗り換えは、東京からレゴランドへ3歳と新幹線で行った実体験記事で紹介しています。
ただし、EX早特21は、予約後に列車・乗車日・区間・設備・人数などを変更できません。
同じ列車・同じ設備で、料金が同じ座席位置へ変更することはできますが、別の列車へ変更する場合は、いったん払い戻して予約を取り直す必要があります。
同じ価格の商品を取り直せるとは限らないため、予定が確定している場合に利用しやすい商品です。
詳しい条件は、スマートEX「EX早特21」で確認できます。
EX早特7は対象列車に注意する
EX早特7は普通車指定席用の商品ですが、利用する区間によって対象列車が異なります。
例えば、東京から名古屋・京都・新大阪までの東海道新幹線内では、直通する「ひかり」「こだま」が対象です。
一方、東京から岡山・広島・博多など、東海道・山陽新幹線をまたぐ区間には、「のぞみ」の設定があります。
「7日前までなら、すべての列車が安くなる」という商品ではありません。
対象列車と設定区間は、スマートEX「EX早特7」で確認してください。
EXファミリー早特7は大人2人だけでも利用できる
EXファミリー早特7は、2人以上で利用する場合に購入できます。
名前に「ファミリー」とありますが、子どものきっぷを購入することが条件ではありません。
わが家のように、大人2人分の指定席を購入し、幼児は席を取らずに乗る場合でも、大人2人で利用人数の条件を満たします。
ただし、対象は東海道新幹線の「ひかり」「こだま」の普通車指定席です。「のぞみ」では利用できません。
そのほか、EX早特1は自由席、EX早特3は主にグリーン車を利用したい場合の候補です。
最新の商品と設定区間は、スマートEXの商品一覧で確認できます。
えきねっとの「新幹線eチケット(トクだ値)」は3種類
「新幹線eチケット(トクだ値)」は、えきねっとで購入できる割引商品の総称です。
2026年7月時点では、次の3商品があります。
| 商品 | 予約開始 | 予約期限 | 割引の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| トクだ値1 | 1か月前10時 | 前日23時50分 | 5~20%程度 | 比較的直前まで購入できる |
| トクだ値14 | 1か月前10時 | 14日前23時50分 | 25~40%程度 | トクだ値1より割引が大きい |
| トクだ値スペシャル28 | 1か月前10時 | 28日前23時50分 | 設定時の条件による | 期間・列車限定で販売される |
割引のない通常商品は「新幹線eチケット」です。
通常発売後のトクだ値は、割引席が残っていればその場で購入できます。
一部のトクだ値は、通常発売の1週間前14時から「えきねっと事前受付」で申し込めます。ただし、この時点では座席もトクだ値も確保されていません。実際の手配は、乗車日の1か月前10時から行われます。
事前受付は公式上「抽選」とは案内されていませんが、座席やトクだ値の確保を保証するサービスでもありません。
申し込んだ後に結果を待つため抽選のように感じやすいのですが、正式には「事前受付」です。
軽井沢ではどれくらい安くなる?
東京から軽井沢まで「あさま」を利用する場合、2026年3月14日以降の価格例は次のとおりです。
| 商品 | おとな1人・片道 | 通常商品との差額 |
|---|---|---|
| 通常の新幹線eチケット | 5,910円 | ― |
| トクだ値1・10%割引 | 5,330円 | 580円お得 |
| トクだ値14・30%割引 | 4,140円 | 1,770円お得 |
トクだ値14を大人2人で往復利用できれば、通常の新幹線eチケットより合計7,080円安くなります。
ただし、「あさま」のすべての列車に同じ数の割引席が用意されているわけではありません。
希望する時間帯にトクだ値が表示されなければ、設定がないか、割引席が売り切れている可能性があります。
わが家がゴールデンウィークの軽井沢旅行で、えきねっとを利用して北陸新幹線を予約した時期や、実際の混雑状況は、東京から軽井沢へ3歳と新幹線旅行をした実体験記事で紹介しています。
トクだ値スペシャル28は常時販売ではない
トクだ値スペシャル28は、期間限定で設定される商品です。
通常のトクだ値14より大きな割引になることがありますが、28日前なら必ず購入できる商品ではありません。
旅行日を検索したときに表示されなければ、その時期には販売されていないか、割引席が売り切れている可能性があります。
最新の割引率と設定区間は、えきねっとのトクだ値商品ページで確認してください。
繁忙期は割引商品を利用できないことがある
お盆、年末年始、ゴールデンウィークなどは、割引商品の設定が通常と異なります。
EX早特には設定除外日がある
スマートEXの通常の早特商品には、繁忙期の設定除外日があります。
2026年度は次の期間です。
| 時期 | EX早特の設定除外日 |
|---|---|
| ゴールデンウィーク | 2026年4月24日~5月6日 |
| お盆 | 2026年8月7日~8月16日 |
| シルバーウィーク | 2026年9月18日~9月23日 |
| 年末年始 | 2026年12月25日~2027年1月5日 |
この期間は、通常のEX早特1・3・7・21・EXファミリー早特7を利用できません。
ただし、繁忙期向けの期間限定商品が別に発売されることもあります。
予約時には、スマートEXの早特設定除外日と期間限定商品を確認してください。
トクだ値は乗車日と列車ごとに確認する
トクだ値は、列車・区間・乗車日ごとに設定が異なります。
繁忙期には、次のようなケースがあります。
- 希望する列車にトクだ値が設定されていない
- トクだ値14だけ売り切れている
- トクだ値は売り切れているが、通常の新幹線eチケットには空席がある
- 追加運転される臨時列車にトクだ値が設定されていない
トクだ値が表示されなくても、新幹線自体が満席とは限りません。
割引商品が見つからない場合は、通常の新幹線eチケットも確認しましょう。
なお、繁忙期の指定席予約開始日や「のぞみ」の全席指定席期間は、割引商品の設定除外日とは別のルールです。
繁忙期の通常発売、スマートEXの1年前予約、えきねっとの3か月前早期予約については、繁忙期の新幹線をいつ予約するかを比較した記事も参考にしてください。
変更・払い戻し条件も確認する
子連れ旅行では、割引額と同じくらい変更条件も重要です。
| 商品 | 変更の扱い |
|---|---|
| EX早特1・3・7 | 発売期限・設定条件を満たし、対象商品に空きがあれば変更可能 |
| EXファミリー早特7 | 7日前まで・2人以上などの条件を満たせば変更可能 |
| EX早特21 | 同じ列車内の座席位置変更を除き、原則変更不可。払い戻して取り直す |
| トクだ値 | 発売中で割引席が残っていれば変更可能。元の割引率は引き継がれない |
例えば、EX早特7を予約した後、乗車日まで7日を切ってから変更する場合、変更先ではEX早特7を選べません。
トクだ値も、変更先の列車に同じ商品が残っていなければ、通常の新幹線eチケットなどへ変更します。
「何度でも変更できる」と案内されている商品でも、割引価格のまま自由に変更できるとは限りません。
スマートEXの早特商品は、ICカードで改札に入る前またはきっぷを受け取る前であれば、会員操作による払い戻し手数料は基本的に1人320円です。
えきねっとのトクだ値も、「えきねっと特典」が適用される予約なら、発車前の払い戻し手数料は指定席1人320円です。
ただし、支払方法、きっぷの受取状況、えきねっと特典の適用有無によって条件が異なります。
また、トクだ値で指定した列車に乗り遅れると、特急券部分は無効になります。後続列車へ乗る場合は、別途特急券などが必要です。
子連れ旅行ではどの割引を選ぶ?
わが家は、大人2人分の指定席を取り、3歳の子どもは座席を取らずに乗ることが多いです。
この場合、比較するのは基本的に大人2人分の料金です。幼児にも1席取る場合は、こども用のEX早特やトクだ値が設定されている商品を選びます。
3歳の子どもが無料になる条件や、指定席を取った場合の料金は、3歳は新幹線の座席が必要かを解説した記事で詳しく紹介しています。
| 旅行の条件 | 確認する商品 | 注意点 |
|---|---|---|
| 東海道・山陽・九州新幹線で予定が確定している | EX早特21 | 予約後は原則変更できない |
| 「ひかり・こだま」を大人2人以上で利用する | EXファミリー早特7 | 「のぞみ」より所要時間が長い |
| 東北・上越・北陸新幹線などを14日前までに予約する | トクだ値14 | 列車・区間・席数限定 |
| 旅行日が近い | EX早特1・3、トクだ値1など | 対象列車や座席種類を確認 |
| 子どもの体調などで予定が変わる可能性がある | 通常商品や変更可能な早特 | 変更後は割引がなくなることがある |
割引商品を利用する場合でも、子連れでは座席位置が重要です。2席側、最前列、最後列の違いや、ベビーカーを置きやすい座席は、子連れ新幹線のおすすめ座席・号車を比較した記事で紹介しています。
往復の新幹線とホテルを一緒に予約する場合は、JR+ホテルの旅行商品も比較しておきましょう。
新幹線単体の早割よりも、ホテルとセットにした方が、旅行全体では安くなることがあります。
一方、列車変更やキャンセルの条件は、スマートEX・えきねっととは異なります。料金だけでなく、利用できる列車、座席指定、キャンセル期限まで確認することが大切です。
まとめ|割引額だけでなく変更条件も比べよう
新幹線の割引商品は、利用する路線によって異なります。
- 東海道・山陽・九州新幹線はスマートEXのEX早特
- 東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線はえきねっとのトクだ値
- EX早特と通常発売後のトクだ値は、列車・区間・席数限定の先着方式
- トクだ値スペシャル28は期間限定商品
- えきねっとの事前受付では、座席確保は保証されない
- 繁忙期は割引商品の設定除外日や設定の有無を確認する
- 変更すると割引価格を引き継げないことがある
予定が確定している家庭は、予約期限の早い割引商品から確認すると、お得になりやすいです。
一方、子どもの体調などで予定が変わる可能性がある場合は、割引額だけでなく変更しやすさも考えて選びましょう。
公式情報・予約前確認リンク
商品名、価格、設定区間、予約期限、設定除外日は変更される場合があります。予約前に最新情報をご確認ください。
- スマートEX「商品一覧」
- スマートEX「EX早特1」
- スマートEX「EX早特3」
- スマートEX「EX早特7」
- スマートEX「EX早特21」
- スマートEX「EXファミリー早特7」
- スマートEX「早特商品の設定除外日」
- えきねっと「新幹線eチケット(トクだ値)」
- えきねっと「トクだ値の申込方法・変更・払い戻し」
- えきねっと「事前受付」
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